熱いコーヒーと冷たいコーヒーで成約率が高いのはどっちなんだろう？効果があるなら理由についても知っておきたい。
こんな疑問に答えます。
ビジネス系の情報を見ている時に何かのYouTube広告で熱いコーヒーと冷たいコーヒーが成約率に関係するという情報を耳にしました。日々の仕事や生活に活用できるならと思い調べてみました。
結論から言うと成約率が上がるのは【熱いコーヒー】です。
ただし、これはアメリカの実験を元に書かれた著書です。日本には四季がありますし例えば暑い夏の日に熱いコーヒーを出されたら商談をする気も無くなるものです。
✓本記事の内容
- 熱いコーヒーが成約率に与える直接的な影響
- カフェインが短期記憶に与える影響
- 熱いコーヒーがセールストークの好感度を上げる仕組み
- 季節の変化とホスピタリティの関係について考える
「ホスピタリティ」の面から見るとコーヒーが苦手という相手も居るでしょう。そこでこの記事では、なぜ熱いコーヒーなのか？という本質を紐解き、実際のビジネスで使えるポイントを紹介していきます。
熱いコーヒーは成約率を上げる
冒頭で紹介した実験は、飲み物の温度が人の他者認識にどのような影響を与えるかを調べるために行われました。その結果、熱いコーヒーを飲んだ被験者は、冷たいコーヒーを飲んだ被験者に比べて、人の温かさを高く評価することが分かりました。
このことから、熱いコーヒーで商談を始めると、営業マンは見込み客から好感を得る確率が高くなることが示唆されました。
さらに、熱いコーヒーは覚醒度や活動性を高めることが分かっています。この活動性の高まりは、営業マンのプレゼンテーションに良い影響を与え、より魅力的で印象的なものにします。その結果、熱いコーヒーを出された方が見込み客が提案内容を覚えてくれる可能性が高くなるため、成約率の向上につながる可能性があります。
カフェインが短期記憶に与える影響
熱いコーヒーの成功のもう一つの要因は、カフェインの存在です。カフェインには短期記憶を強化する作用があることが分かっており、会議中に話したことを思い出しやすくなることを意味します。
これにより、営業マンは自分の提案をより印象深くすることができ、セールストークに対する好感度を高めることができます。
また、カフェインには他の効果もあります。集中力を高め、覚醒を促し、仕事のパフォーマンスを向上させることが分かっています。これらはすべて、営業マンがよりよいプレゼンテーションを行い、成功する確率を高めることに貢献するプラス効果です。
温かい飲み物はセールストークへの好感度を上げる
熱いコーヒーだけでなく、温かいお茶など「温度が高い」方が営業担当者の印象も温かくし、営業トークへの好感度アップにつながります。
営業職だけでなく、接客業など人と関わる仕事がある人は覚えておくと役に立つ時があるかもしれません。もちろん話の内容が悪くないことが前提ですが、プライベートでも大事な顔合わせの時や相手に同意をもらいたい話し合いの時にも使えそうですね。
季節の変化とおもてなしの関係について考える
熱いコーヒーが成約率に与える影響は、季節との関連でも見ることができます。冬場は夏場に比べて気温が低くなりがちで、人が冷えておもてなしが行き届かなくなることがあります。
そんな中、熱いコーヒーは他の季節と同じように温かい印象を与えることができます。 寒さに対する反応は人それぞれです。外気温が低くてもホットコーヒーに温かい反応を示す人もいるでしょうから、営業会議の飲み物としては理想的です。
とは言え、「いつでもどこでも熱いコーヒーを出せばいい」という訳ではなく真夏の暑い日には冷たいコーヒーが欲しくなることもあるでしょう。コーヒーやカフェインが苦手な人に出してしまうと「コーヒーを出されたけれど飲みたくないな。」といったマイナスの感情を起こしては成約率も下がる可能性があります。
商談の成約率を上げるためにはまず相手に寄り添うことも大切です。
商談の内容なども準備した上で、コーヒーが好きな相手には大事な商談の時には熱いコーヒーを自然と出せる状況を作りだしていきたいですね。
この記事を書いている私は現在在宅ワークをしているので、電話やZoomの向こうの相手に熱いコーヒーを飲んでもらうのは難しいかもしれません。
（コーヒーが大好きな夫に同意をもらいたい時には熱いコーヒーを飲みたいタイミングを狙ってみようかと思います。）
今日はふと見た広告から脳科学マーケティングについて学ぶことができました。人の脳って面白いですよね。
それでは、また。
