楽しみにしていた小学校の運動会。
発表するダンスのことを楽しそうに教えてくれて。
「今日はかけっこで3番だった。」
「今日は1番だったよ!本番も同じだから1番になれるかも!」
運動神経が良い方ではない息子。
春から運動系の習い事もはじめて「足がはやくなりたい」と頑張っていました。
もうすぐだねと思っていた運動会の前々日に体調を崩してしまい、
結果的に運動会を欠席しなければいけない状況になってしまいました。
本人が一番残念に思っているのに、親の方が泣いてしまいそうになるのを堪えるのが辛く何ともいえないモヤモヤ感が残っています。
そんな子供や自分に何ができるのか?を考えてみました。
時間が過ぎるのを待つ
運動会当日~数日は、やっぱり悲しくなってしまいそう。そんな時に残念だったという気持ちを親が出してしまうと子供にも伝わりますよね。
子供が運動会を楽しみにしているのって親に良いところを見せたいから。それなのに欠席になったことを悲しむ姿を親が見せたら「自分が悪いんだ」と子供が自分を責めてしまうかもしれません。
子供の自己肯定感を下げることは絶対にしたくないですよね。
次のイベントを楽しみにする
- 学校行事は運動会だけじゃない
- 運動会は人生で1回だけじゃない
- 学校行事だけがイベントじゃない
- イベントは作れる
もし、運動会に出席できていても数日たてばいつまでも運動会に執着していられません。次の目標やイベントに向けて頑張ってほしいと思うはず。
学校の運動会ムードは当日まで。次のイベントを楽しみにしていきましょう。
それにイベントは作ることだってできます。地域やクラブ活動で何かないかな?探してあげるのも親ができることかもしれません。
因みに私の地域の場合ですが、
「陸上競技場で走ってタイムを測ろう!」というイベントがあるので、参加してきます!
子供のプレッシャーになっていなかったか?
正直はじめは「何でこのタイミング!?」と思ってしまいました。
でも、もしかしたら子供の中で親の応援や期待がプレッシャーになってしまっていたのかもしれない。習い事をはじめたこともあって、「今日はどうだった?」「運動会も楽しみだね!」と無意識に話をしていました。
子供からのアクションを待つ
ついつい、親は子供のことを知りたくなってしまいますよね。でも、もし親の言葉がプレッシャーになっていたらイベントの度に体調を崩したり、本来の力が発揮できない“本番に弱い性格”を育ててしまうかもしれません。
何か大事なイベントがある時でも「子供が話したい」を優先して、でもここぞ!という時にはしっかり褒めてあげられるようにしていきたいと思っています。
すべてが子供にとっての経験になる
- 運動会で成功したことも
- 間違えて恥ずかしい想いをしたことも
- 優勝して嬉しかったことも
- 転んで泣いてしまったことも
- 友達と笑いあったことも
- 責められてしまったことも
- 力を出し切ったことも
- 悔しいおもいをしたことも
全部、ぜんぶ、子供にとっての「大切な経験」であり財産になるはず。
つらい経験は誰かを助けるキッカケになるかも
運動会でのつらい経験ってありますか?
運動会でなくても、発表会や試合で失敗した経験はありますか?
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私、中学生の運動会の大事な場面で1位でもらったバトンを落としてしまったことがあるんです。結果、大号泣。
運動会でのつらい思い出です。
その十数年後、姪っ子が似た場面でバトンを落としてしまったことがありました。
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姪っ子の悔しい想いを心の底から共感できた。
姪っ子には、
「○○も同じことがあったんだよ。」
と話したら仲も良かったので
「やっぱり私は○○に似てるんだね!」と嬉しそうに立ち直ってくれました。
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姪っ子の母(姉)には
「良い思い出にはならないけど、絶対に良い経験ができたよ。」と伝えることができました。
この先、何度だってチャンスはある
何事もなく全部に成功しながら進む人生ってないですよね。
それに、子供の頃に上手くいった経験しかない方が大人になって苦労するかもしれません。
親も前向きになれば子供も前向きになってくれるはず。
実は、これを書いているのは運動会の朝。子供はまだ布団の中。
どうしても気持ちを落ち着かせたくて普段とは違う内容だけど書いてみました。同じような状況で見て下さった方へ。
子供がたくさんの経験を持って、
私達のもとから巣立っていくのを一緒に見守っていきましょう!